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総合商社

  • 人材育成・組織開発
総合商社

総合商社のA社様では、女性総合職を対象にキャリア研修を実施しています。タンタビーバでは、入社7~8年目の皆さんを対象とするキャリア研修の発注をいただきました。人事部様へのヒアリングでは、

 自分の軸を考え、キャリア継続に向けて高い意識を持つようになる
 単に継続するだけでなく、会社で活躍していくことを念頭に中長期も含め、働き方、将来像を考える

というご期待をうかがったことから、

 何を目指しA社に入社したかを思い出し、今後の活力にできる
 今後のキャリアやなぜ働くかについて、しっかりとした考えをもてる
 キャリアを自分で切り拓く心構えができる

の3点を研修ゴールとし、プログラムを作成しました。
とても印象的だったのが、ご担当者様の想いの強さです。参加する社員にとって最適な研修となるよう、何度もやりとりをさせていただきました。また、事前のキャリア・カウンセリングを踏まえての研修プログラム決定。人事部様による参加者および上司への事前説明会の実施、および講師の参加にも丁寧さを感じました。さらに、事後キャリア・カウンセリングも実施しました。このように、研修を一過性のイベントで終わらせず、その後の業務に活きるものとする人事部様の工夫は素晴らしいもので、タンタビーバも大いに刺激をいただきました。
本研修について、人事部のご担当者K様と受講者のお一人W様のお二人にもお話を伺いました。

  • 人事部のK様

    人事部のK様

    今回、なぜタンタビーバに?

    前年の講師は、女性と男性の脳の考え方の違いや、女性活躍推進の社会的背景、女性の育成等、理論に詳しい方にお願いしました。もちろん、それも大切なのですが、受講者からは「先輩の話」を聴きたいという声があったのです。そこで、近い経験を持っている講師の方を探していたところ、他社のダイバーシティ推進担当者から板谷さんをご紹介いただきました。選定にあたっては、

    境遇理解
    インターナショナル
    駐在経験
    年上
    を意識しました。特に、海外経験をお話いただけることが大きなポイントでした。

    研修を実施して

    頭でっかちにならず、元気の種まきとなる内容でよかったです(笑)。
    お願いしたポイントをはずさず、成功だったと思っています。板谷さん自身のキャリアの講演で掴みができて、みんながワークを楽しそうにやっていましたし、未来のキャリアをコラージュで描くところは山場でした。

    事後カウンセリングについて

    ここも昨年と変えたところです。昨年は、メールでのカウンセリングにしたのですが、今回は、12月の研修を踏まえて、1月に一人ひとり面談による事後カウンセリングを実施、さらに希望者には3月に事後の2回目も実施しました。いいフォローになったと考えています。

  • 受講者W様

    受講者W様

    研修の印象

    私は、総合職の女性のみでの研修受講が初めてでした。同世代の仲間と、悩みなども含めいろいろ語ることで「キャリアの整理ができた」と思います。
    研修の始めに、講師の板谷さんのキャリアを聴き、自分のキャリアとの違いで女性の働く環境の変化を感じました。我々世代のおかれている働く環境を再確認することで、自らのキャリアを向き合うことができる良い機会になったのです。先輩女性キャリアのみなさんが築かれた土台を踏まえ、最大限、キャリアに積極的に取り組んでいきたいです。

    研修の進め方について

    自発的に考えることができました。問いかけられ、仲間と一緒に考えながら進めていく。100人いたら100人の解答があるわけです。対話をしながら考えていくことができました。入社して3年目くらいまでは「先輩が答えを持っている」と思っていましたが、「答えを自分で出す」という考え方を鍛えることがブレイクスルーにつながり自信になりますよね。

    研修で特に記憶に残っていること

    まず、板谷さんほか女性の海外赴任について、家族の関係に触れながら書かれた新聞記事を読みました。義理のお母さまがご主人の面倒をみてくださるからと、お子様連れで海外赴任された方のお話を知り、女性が置かれる働く環境は世代間で違う、ということを再実感しました。次に、「強み診断」です。気づいていなかった強みも意識してみると確かに強み!と思いました。その後作成した、強みを意識した未来予想図は、家に貼って自分を元気づけています。そして、研修後フォローの個別キャリア・カウンセリングもいいです!研修時に向き合った自分のキャリアを再度復習しフォローアップできる良い機会となりました。