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理念経営

いきいき組織紹介~株式会社メンバーズ 様
「らしさ」を大切にする企業のいきいき組織づくり【2】 「自分らしさ」を大切にして働き、成長する

いきいき組織紹介~メンバーズ 様 「らしさ」を大切にする企業のいきいき組織づくり【2】 「自分らしさ」を大切にして働き、成長する

※株式会社メンバーズ 様 東京本社エントランス

 (晴海アイランド トリトンスクエアオフィスタワーX 35階)

デジタル人材の伴走によるDX現場支援事業で急成長を遂げている株式会社メンバーズ様の“いきいき”を紹介する3回シリーズ。第1回ではメンバーズ「らしさ」を象徴するミッション、ビジョンを取り上げましたが、第2回では、入社8年目の佐藤さんのお話しを中心に、メンバーズでの働き方、メンバーズで働く魅力を掘り下げたいと思います。

(インタビューへのご協力)
株式会社メンバーズ  執行役員 早川 智子さん
株式会社メンバーズ  ピープル&カルチャー本部組織開発室組織開発グループ  グループ長  佐藤 瀬奈さん

1.地方拠点に居ながら全国の仕事ができる

佐藤さんは2018年入社。美術系大学出身で当初は現場のデザイナーとして働いていましたが、その後、新卒採用チームに異動し、主にデザイナー/クリエイターの採用を担当しました。昨年の4月からは、組織開発系の業務に従事し、経営陣と社員との対話の場であるタウンホールミーティングや社内情報流通の施策などを担当しています。

仙台オフィスを拠点とする佐藤さんには、オンラインでインタビューさせていただきました。
「私は山形県出身なのですが、隣県(宮城県)の仙台市で働きたいという希望を持っていました。説明会で『仙台に居ながら、東京(のクライアント様)の仕事ができる』という話を聞いて、応募してみようと思いました」(佐藤さん)

株式会社メンバーズ ピープル&カルチャー本部組織開発室組織開発グループ グループ長 佐藤 瀬奈さん

佐藤さんは仙台オフィスでの勤務を前提に入社しましたが、エリア限定で業務を担当していたわけではなく、デザイナーとしては全国のクライアント様を担当し、採用担当としては全国の学生にアプローチしていました。そのため、仙台オフィス勤務といっても全国のクライアント様や他拠点へ出張することも多くあります。

メンバーズのチーム編成について、早川さんが補足してくれました。
「当社の場合、現場のチームも、人事部、管理部も拠点を跨いでチームを編成しています。基本的にはその拠点・エリアのみでチームを編成したり、エリア限定で業務を担当するというスタイルではありません」(早川さん)

地方拠点に居ながら全国の仕事ができる

2.働く社員が感じるメンバーズの魅力

実際に働いてみて感じるメンバーズの魅力について、佐藤さんに語ってもらいました。

「一番に感じるのは、ミッションやビジョンの実現に向けて、社員みんなが同じ方向を向いており、私を含めて一人ひとりが、軸がぶれないというか迷わないで働いている印象を受けます。あとは、何かにチャレンジしやすい風土があると思います」(佐藤さん)

働く社員が感じるメンバーズの魅力

ミッション、ビジョンへの共感について、もう少し具体的な話を伺いました。
「学生時代、私はデザイナー志望でしたが、自分のデザインで社会をより良い方向に変えたいという思いを強く持っていました。そのため、社会的影響が大きいクライアント様と仕事できる企業での勤務を希望していました。そうしたなかでミッションやビジョンに象徴される、クライアント様も巻き込んで社会をより良くするというメンバーズの方向性が、私の望む方向と合致しました」(佐藤さん)

チャレンジしやすい風土も具体例で説明していただきました。
「デザイナー時代の話をすると、『こういうことをやりたいと思うんです』『こういうアイデアどうですかね』というアイデア提案を言いやすかったです。たとえばデザイナーのクオリティアップのために、学習習慣の仕組みづくりを提案したことがありました。そういった提案に対して、無責任な感じではなく『それやってみようよ』『やってみたら』と後押ししてもらえることが多かったです。また、アイデアを発案した場合、私一人で具現化させるというよりも、チームメンバーのサポートを受けながら一緒に詰めていくスタイルでした。これは私に限ったことではなく、会社全体にそういった風土があると思います」(佐藤さん)

また、デザイナーから採用担当への配置転換も、佐藤さんにとっては大きなチャレンジでした。
「採用担当を打診されたとき、『どういうデザイナー/クリエイターがこれからのメンバーズを創っていく人材となるのかを考えることができる』といった話を聞き、人と関わって、会社の土台作りに関わることも面白そうにだと思い、新たな業務に挑戦することにしました」(佐藤さん)

デザイナーから採用担当へというのは、かなりの方向転換であり、戸惑う部分も多いのではないかと感じる人もいるかもしれません。しかしながら、佐藤さんの言葉からは、採用担当へ挑戦を自身の成長機会として捉え、前向きに楽しんでいるような印象を受けました。

佐藤さんのように、挑戦を機会と捉え、果敢に取り組むことができる行動特性を持つ人は、「挑戦志向」が高いと説明できます。反対に、挑戦をリスクと捉え、失敗を恐れるあまり一歩前に踏み出すことができない人は、「挑戦志向」が低いと説明できます。メンバーズの場合、チャレンジしやすい職場風土が、佐藤さんのように社員の挑戦志向を高めているのかもしれませんね。

チャレンジしやすい職場風土

3.固定観念をなくし、社会を変えていく

佐藤さんにとっての嬉しかった仕事として、CSV提案の経験を挙げてもらいました。
「デザイナー時代に、あるクライアント企業様へのCSV提案について、案出しからワークショップ開催まで一連の業務に携わった経験が嬉しかったですね。社会をより良くするということを体で感じることができました」(佐藤さん)
※「CSV(Creating Shared Value)」
社会課題の解決とビジネス目標の達成を同時に実現させる経営をさす。

CSV提案の意義について、早川さんが補足してくれました。
「佐藤さんが話してくれたのは2019年ごろのエピソードです。現在では脱炭素などは企業の責務として当たり前ですが、当時はそこまで認識が高くありませんでした。一方で、手掛けている商品やサービスの先に社会課題解決という価値を生み出していかなければ、今後はより一層、企業の価値や評価が低下していきます。そこでメンバーズはCSV提案・支援をしていますが、スムーズに導入するクライアント企業様もあれば、企業としての考え方を変革する意味で、啓蒙段階から支援する必要があるクライアント企業様もありました」(早川さん)

株式会社メンバーズ 執行役員 早川 智子さん

佐藤さんは、身の回りのレベルでも固定観念をなくすことが大切だと感じています。
「気候変動や人口減少と聞くと大きな問題のようにも思えますが、もっと身の回りのレベルで社会の固定観念に囚われず何を変えていくことも必要だと思います。たとえば私の勤務する仙台オフィスでは、ペットボトルからマイボトルに移行するキャンペーンを実施したり、オフィス自体がサステナブルな素材を使っていたりしました」(佐藤さん)

「固定観念をなくす」ことを強調する佐藤さんの話を聞いていて、クリエイターとして創造力を発揮することと、社会課題を解決することは、ともに「固定観念をなくす(払拭する)」ことにつながっていると気づきました。その意味で、「クリエイターの力で社会課題を解決する」というメンバーズのメッセージは、クリエイター志向の人にとって魅力的に映るのだと再認識できました。

固定観念をなくし、社会を変えていく

4.同世代社員が多い活気のある職場

(1)若手が成長しやすい職場

メンバーズの職場の雰囲気について、佐藤さんにお尋ねしました。
「若手社員が多いからかもしれませんが、若手の意見も聞いてくれる職場だと思います。私が若手の頃、新卒一年目だから、発言を控えるべきだと感じたことはないですし、逆に意見を求められるとこともありました。私自身も若手に意見を求めることがありますし。若手が率直に発言でき、それに対して率直なフィードバックをもらえるので、学びが生まれ、成長しやすいのだと思います。人間関係もギスギスしておらず、ストレスなく率直な意見を言い合えるので、助け合い、教え合うこともできます。だからこそ、仕事が大変な局面でも、仲間と一緒に乗り越えることができると思います」(佐藤さん)

佐藤さんから直接言及はありませんでしたが、若手が率直に発言できる風土があるということは、心理的安全性が担保されている、ということだと思います。
※「心理的安全性」
チームのメンバー一人ひとりがそのチームに対して、気兼ねなく発言できる、本来の自分を安心してさらけ出せる、と感じられるような場の状態や雰囲気をさす。ハーバード・ビジネススクールのエイミー・エドモンドソン教授によって提唱された。

若手が成長しやすい職場

(2)「若い職場」の活力

若手社員の割合が高い「若い職場」をどう感じるのかも聞いてみました。
「社員の年齢の違いで何かを感じることは特にないですね。率直に意見をもらえるならば、年齢に関係なく素直に受けたいです。若い社員が多いから職場に活気はあるとは思います。仕事終わりに職場メンバーで飲みに行くときは若いなと思うことはありますが」(佐藤さん)

これについては早川に補足していただきました。
「佐藤さんも年齢的には当社のなかでマジョリティ側であり、しかも新卒入社で他社組織を経験していないので、見えている風景に特に違和感はないと思います。年齢層でいえば、中途入社でジョインしている私のほうがマイノリティ側です。むしろ、他社組織を経験している中途入社社員のほうが、『聞いてはいたけど、本当に若手の人が多い』という印象を持つことが多いです。」(早川さん)

さらに「若い職場」のメリットを説明してもらいました。
「IT業界の場合、20代、30代前半の人たちが進化し続けるAI、新しい技術習得や有効なアイデアを出すことが多いので、若手社員が意見を言いやすいというのは、会社としてもよいことだと思います。」(早川さん)

「若い職場」においては、40代、50代の社員のほうが若手社員がどう感じるのか、どう考えているのかをキャッチアップしにいくそうです。
「反対に、マイノリティ側である40代、50代の社員のほうが若手社員の考え方をキャッチアップするために気を使っているかもしれません。たとえば世代間で価値観に違いがある場合、多数決を取ったら若手の意見が通るわけです。ですので、50代社員が『普通はこうじゃない』と思うことが、大多数の20代が『何ですかそれ?』と受け止めるおそれもあるので、そこはとても気を遣っていると思います」(早川さん)

佐藤さんの勤務する仙台オフィスでは、社員同士の距離は近いといいます。
「私のいる仙台オフィスは、同世代も多いので社員同士の距離感も近いため、飲みに行くことも多々あります。飲み会以外でも、休憩時間にキャリアの相談をしたり、休日も会社のサークル仲間で出かけたりします。ですので、日頃からコミュニケーションや情報交換は密ですし、悩みがあれば相談しやすい環境だと思います」(佐藤さん)

若手社員の多いチーム・職場

5.各拠点の良いところを互いにインストールする

拠点内のコミュニケーションに続き、拠点間のコミュニケーションについてもお尋ねしました。
「先ほども申し上げたように、仙台にいても業務範囲は全国に及ぶし、拠点を跨がってチームを組んでいるので、他拠点の社員との交流もあります。他拠点のことをよく知ることで、当然仕事がしやすくなるし、お互いの拠点の良いところを導入し合えるメリットもあります」(佐藤さん)

良いところの相互導入の具体例を挙げていただきました。
「たとえば、仙台オフィスをより良くしていく委員会では、いろいろな雑務への対応方法をまとめたポータルサイトを立ち上げたのですが、それは他拠点からも真似したいとの申し入れがあり、ヨコ展開されました。反対に、仙台オフィスの委員会でウォーターサーバーの設置で悩んだとき、他拠点からの情報・アドバイスが参考になりました」(佐藤さん)
※メンバーズの地方拠点には、総務業務の専任担当者を置いておらず、委員会を設置して対応している

早川さんに補足していただきました。
「それ以外に、たとえばエンジニアが多い拠点でよく用いられる勉強会の手法であるLT(ライトニングトーク)を、全社でも取り入れたり、他拠点でヨコ展開したケースもあります。拠点によって職種比率が異なったり、地域性もあるので、それぞれ特徴があると思うので、そこをお互いに補いながら良いものをインストールしてスキルの底上げをしています」(早川さん)

全国に拠点がある組織の場合、拠点単位のセクショナリズムが生まれ、それが生産性の低下を招いたり、思考の硬直化を招くこともあります。それに対し、上記の事例は各拠点の良いところ(強み)を互いにインストールすることで、生産性を向上させたり、スキルの底上げを実現しています

各拠点の良いところを互いにインストールする

6.メンバーズで働く将来の自分

最後に、佐藤さんにメンバーズで働く将来の自分について語ってもらいました。
「自分らしく働くために、仕事とプライベートのどちらも大事にしていきたいですね。多くの人が、仕事をしている自分、プライベートの自分という二人の自分を切り分け、使い分けているように感じます。しかしながら、私のなかでは仕事をしている自分とプライベートの自分は不可分の関係であり、プライベートがあるからこそ仕事でパフォーマンス発揮できるし、仕事が充実しているからこそプライベートを楽しく過ごすことができると思っています。私に限らず、社員一人ひとりの自分らしさが尊重されて、仕事とプライベートの両方が充実するといいですね」(佐藤さん)

メンバーズで働く将来の自分

「仕事とプライベートのどちらも大事にしていきたい」という佐藤さんの思いが、第1回で紹介した北欧の人々の価値観と重なってくるのが興味深いですね。

佐藤さん自身は、このような自身の働き方を「ワークインライフ」として捉えているようです。「ワークインライフ」とは、言葉のとおり、「人生(ライフ)のなかに仕事(ワーク)がある」ということであり、自分らしく生きることのなかに、自分らしい働き方を見出すものです。

総務省が2021年8月に公表した提言書『ポストコロナの働き方「日本型テレワーク」の実現』には、「『ワークライフバランス』という言葉は、ワーク中心で人生というものを考えるニュアンスがあり、今後は、人生のなかに仕事があるという『ワークインライフ』という言葉の方が馴染むという意見もあった」と書かれています。

また、近年では「ワークライフ・エンリッチメント」という概念も注目されています。「ワークライフ・エンリッチメント」は、「ワーク」と「ライフ」は相互作用の関係にあり、片方が充実すれば、相乗効果でもう片方も充実するという考え方です。

「ワークインライフ」も「ワークライフ・エンリッチメント」も、「ワークライフ・バランス」の考え方のみで捉えられない「ワーク」と「ライフ」の関係に着目した考え方です。

これらの考え方を踏まえて、一人ひとりが「ワーク」と「ライフ」の関係にうまく折り合いをつけることが、“いきいき”働くことにつながるのではないかと思います。

ワークライフバランス

以上、第2回では社員の視点からメンバーズでの働き方、メンバーズで働く魅力を紹介しました。Z世代の社員が多い会社、クリエイター志向の社員が多い会社ならではの“いきいき”ポイントをご理解いただけたのではないでしょうか。第3回では、メンバーズの人材マネジメントについて掘り下げます。

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